昇格試験とは?5回合格した大企業工場勤務が準備のロードマップを解説

昇格試験とは?合格までのロードマップ
  • URLをコピーしました!

このサイトではアフィリエイト広告を利用しています

昇格試験の案内がきたけど、
「何から手を付ければいいんだろう…」
そんな不安を抱える人は少なくありません。

結論から言うと、
昇格試験は社内の階級が上がる試験で、
多くの会社では面接が中心に行われます。

そして、覚えておいてほしいのは、
合否を分けるのは地頭の良さではないということ。

どれだけ早く試験の中身を理解し、
どれだけ準備に時間をかけられたか。
勝負はここでほぼ決まります。

私は高専卒で大企業の工場に勤務し、
これまで5回の昇格試験すべてに合格してきました。

大卒のほうが給料は高いし、昇格も早い。
そんな現実がある中でも、昇格制度を活用すれば
高専卒でも大卒と同じコースに乗れる。
私はその実例です。

この記事では、
案内が届いてから合格するまでのロードマップ
を分かりやすく解説していきます。

目次

昇格試験とは?昇進・昇任・昇給との違い

「昇格試験」とは、
民間企業で階級が上がるための試験のことです。

階級とは、係長・課長のような肩書きではなく、
社内の等級表にある「1級」「2級」などの格付けのこと。
等級が上がると基本給のベースが上がります。

ちなみに公務員の場合は
「昇任試験」「昇級」という言葉を使います。

似たような言葉が多くて、まぎらわしいですよね…

「昇格」

社内での階級(等級)が上がること。
役職はつかないので「係長になる」といった昇進とは別物。

「昇進」

会社で役職が上がること。
係長・課長などの肩書きが付く。
公務員でいう「昇任」と同じ意味。

「昇任」(公務員)

公務員における役職が上がること。
民間企業の「昇進」に相当。

「昇級」(公務員)

公務員における階級(等級)が上がること。
民間企業の「昇格」に相当。

「昇給」

給料が上がること。
ベースアップによる昇給や年齢に応じて増える「定期昇給」などがある。

昇格試験のスケジュールは「案内から約1か月」

私の会社では、本番の約1か月前に試験案内が届きます。
つまり、準備期間はたったの1か月。

この短い期間で、
自己評価シートの作成・提出、論文、面接対策
すべてを終わらせなければなりません。

正直、かなりタイトですよね。
しかも通常業務が減るわけでもありません。

「今年は案内がくるかも」という人は、事前に動き出しておくのがオススメですね

案内がきてから当日までにやること👇

  1. 自己評価シートの作成
    上司や先輩の過去資料を参考にする
  2. 上司・管理職に見せてブラッシュアップ→提出
  3. 論文のテーマを決める
    いま抱えている業務課題がベスト
  4. 論文の構成を作成
    上司や先輩の過去資料を参考にする
  5. 本文を書く
  6. 上司・管理職に見せて修正を繰り返す→提出
  7. 面接原稿の作成
    自己評価シートや論文と矛盾がないように
  8. 上司・管理職に見せて修正を繰り返す
    ストーリー重視でスラスラ読めるように
  9. 想定問答を考えて文章に書き出す
  10. 面接練習
    上司・管理職クラスと最低3回以上
  11. 面接本番

この11ステップが合格までのロードマップです。
ポイントは、どのステップにも「上司に見せる」
が入っていること。

昇格試験は個人戦に見えて、実はチーム戦です。

昇格試験は面接が中心

私の周りで聞く限りでは、
ほとんどの企業が面接を実施しています。
会社によっては小論文や筆記試験が加わることもあります。

私の勤務先では、基本的に昇格試験は面接のみですが、係長・課長といった役職が付く昇進試験になると小論文も加わります。

面接前に自己評価シートを提出する企業もあります。
就活生でいうエントリーシートみたいなものです。

「自己評価シート」に記載する主な項目👇

  • 職務経歴
  • 現在の業務内容・主な業務課題
  • これまでの実績
  • 自分の強み・弱み

企業が昇格試験を課す理由

昇格したいと思う社員は多い一方で、
試験となるとやはり嫌がる人が多いですよね。

「仕事はできるし実力もあるんだから、
試験なんてなくても昇格させてくれよ」

そう思う気持ちもよく分かります。

では、なぜわざわざ試験を課すのでしょうか。
企業側のメリット・デメリットを整理してみます。

企業が昇格試験を導入する3つのメリット

  • 社員のモチベーションを上げられる
  • ある程度の公平性を示せる
  • 問題のある人が昇格するのを防げる

昇格試験に合格できれば給料は上がり、
将来、役職に就ける可能性も高まりますよね。
社員は仕事をより頑張るし、態度や言動も良くなります。

また出世の手段として試験を実施すれば、
公平性を担保していると示すこともできます。

「上司に気に入られた人だけが出世する」
これを防止します。

とはいえ採点基準は公開しない会社がほとんどなので、どこまで公平かは、正直わかりません…。

あとは面接をすることで、
上に立たせるべきではない人を見抜けます。

仕事ができても、部下を持つと問題を起こす人。
そういう人は面接でふるいにかけられますね。

企業が昇格試験をやる3つのデメリット👇

  • 準備の負担に耐えられない社員が出る
  • 社員のモチベーションが下がることもある
  • 会社に対して不信感を抱く人もいる

昇格試験は基本的に
業務時間外を使って対策させる企業がほとんどです。

論文は何度も修正が入り心を折られる。
面接では緊張や重圧に耐えられない。

私の会社にも、面接当日にドタキャンした人がいるほどです…

不合格になった社員はモチベーションを落とし、
会社への不満や不信感から転職してしまうケースもあります。

さらに厄介なのは、
意図的にパフォーマンスを下げてチームの足を引っ張る人が出てくること

昇格試験は、企業側にとってもリスクのある制度なのです。

昇格試験を受けられるのはどんな人?

昇格試験は、受験できる人数も合格できる人数も枠が決まっています。

「優秀な社員だけが受けられる」
そう思いがちですが、実は違います。

ある程度の階級までは勤続年数で昇格できる

20代後半くらいまでなら、
仕事ができる・できないに関係なく、
勤続年数によって試験案内が届きます。

私の会社でも、28歳くらいまでは、
ほぼ全員が受験できます。

差が出るのは30代以降。
ここからは能力や実績の評価が必須になります。

仕事ができる人が昇格できるわけではない

昇格していくためには、
単に仕事ができるだけではダメです。

勤務態度や言動など、
周りからの評価が大切になります。

昇格試験前には、必ず上層部で会議が行われます。
いくら仕事ができたとしても、
反抗的だったり、協調性がなかったりすると選考で落とされます。

資格取得も評価対象になる

私の会社では、推奨されている国家資格を取ると
評価が上がる仕組みになっています。
「資格を取ったもん勝ち」と言われるほど。

新入社員の頃は「仕事を覚えるよりも、さっさと資格を取れ」と上司に言われていました(笑)

高卒や高専卒は学歴では大卒に劣る立場ですが、
資格なら学歴に関係なく評価されます。

実際に私も資格をたくさん取ったおかげで、
社内でも最速のペースで昇格できました。

昇格試験合格のために必要な3つの準備

昇格試験に合格するコツは、
とにかく早く準備を始めることです。
直前まで何もしない人は意外と多く、
論文も面接も慣れていない人がほとんど。

案内がきたら、その日のうちに動き出しましょう。

昇格試験合格のために必要な準備は次の3つです👇

  • 自己評価シートの作成
  • 論文の作成
  • 面接対策

自己評価シートの作成

事前課題として提出を求められることがあります。面接本番でも使われる書類なので、
提出期限ぎりぎりまで何度も文章を練りましょう。

オススメは、先輩の過去資料を見せてもらうこと
丸写しはバレるのでダメですが、
文章構成を参考にすれば一から考えるより時短できます。

作成できたら、同僚や上司などに見てもらうこと。
自分では気づけない修正点が必ず見つかります。

論文の作成

私の会社は、事前作成して提出するスタイルです。
会社によっては試験日当日にテーマが与えられ、
制限時間内で書き上げる形式もあります。

公務員の昇任試験は、この形式のようですね

こちらも過去資料を見せてもらったり、
先輩や管理職の方に読んでもらったりしましょう。
むしろ、やらない手はないです。

論文は慣れていないと本当に時間がかかります。
私も初めての論文は提出ギリギリまで修正し続けました…。

「時間はある」と油断せず、
早めに着手するのが鉄則です。

面接対策

私の経験上、昇格試験で最重要なのは面接です。
自己評価シートや論文と違い、面接は一発勝負。
やり直しがききません。

準備するのは次の3つ👇

  • 面接原稿を作成する
  • 想定問答を考える
  • 何度も面接練習をする

まずは話す内容を原稿にまとめて、そのうえで、
聞かれそうな質問と答え方を書き出します。

  • 自己紹介
  • 業務課題と取り組み
  • 学んだこと
  • 今後どうなりたいか

これをストーリーとしてまとめます(就活と同じ)。

後はひたすら面接練習で最低3回はやりましょう。
面接官役は上司や管理職にお願いし、
入室から退室まで本番と同じ流れで通して練習することがポイントです。

繰り返すうちに話し方が洗練され自信もつきます。私も1回目と3回目では別人のように変わりました。

先輩の過去資料は積極的に活用しよう

試験では、自己評価シート・論文・面接原稿など、
文章作成の負担がとても大きいです。

効率よく進めるためにも、
先輩の過去資料を必ず参考にしましょう。

もちろん、丸写しは絶対にNG。
実際にパクッて不合格になった人もいます。

参考にするのは、
文章構成や表現方法などの「型」だけ。

試験には独自フォーマットや暗黙の書き方があり、
面接にも定番質問があります。

試験の中身を知っているかどうかで結果は変わる。
過去資料は最強の武器です。

昇格試験を受ける前に知っておきたい注意点

昇格試験には、知っておくべき現実もあります。

受ける前に押さえておきたいのは次の3つです👇

  • 準備期間の1か月はプライベートがほぼ消える
  • 落ちても、それで終わりではない
  • 昇格=手取りが増えるとは限らない

準備期間の1か月はプライベートがほぼ消える

通常業務をこなしながら論文と面接原稿を仕上げ、上司のレビューを何度も受けます。

この1か月は、帰宅後と土日がほぼ潰れます。

家族がいる人は、事前に共有しておきましょう。
家族の協力があるだけでだいぶ変わります。

落ちても、それで終わりではない

不合格になると落ち込みますし、
周りの目も気になります。
ただ、昇格試験は一度きりではありません。

翌年、再来年とチャンスは続きます。
実際に、2回目・3回目で合格して管理職になった人もいます。

怖いのは、落ちたことで拗ねてしまうこと
態度が変わると次の選考で確実に不利になります。

昇格=手取りが増えるとは限らない

管理職になると残業代がつかない会社もあり、
基本給は上がったのに手取りは横ばいというケースは珍しくありません。

私の勤務先でも「管理職になる前の方が年収は高かった」という話もよく聞きますね…

もちろん、長い目で見れば昇格したほうが得です。

昇格試験が終わったらやるべき2つのこと

試験が無事に終わっても油断しないでください。
やるべきことが2つあります。

手伝ってくれた人へ必ずお礼を伝える

自己評価シート、論文、面接原稿。
昇格試験は、一人では絶対に乗り越えられません。

上司や管理職の方、過去資料を見せてくれた先輩。 こうした人たちの協力があって、ようやく試験に挑めます。

だからこそ、
合否に関係なくお礼を伝えることが大切です。

試験が終わって気が抜ける気持ちも分かりますが、
お礼だけは忘れないようにしましょう。

昇格試験の記録(備忘録)を残す

試験が終わったら、記憶が新しいうちに
備忘録を必ず残しておきましょう。

書いておく内容は次のとおりです👇

  • 提出した書類
  • 面接で聞かれた質問
  • 自分が答えた内容
  • 面接官の反応や雰囲気

先輩から過去資料を見せてもらったように、
あなたの記録も次の誰かの役に立ちます。

そして何より、次回の自分がいちばん助かります。

私自身、昇格試験ではいつも自分の備忘録が一番役に立ってます

年収の相場を知らないまま働くのはもったいない

「昇格したのに、思ったほど年収が増えない」
そう感じている人は少なくありません。

比較対象が社内にしかないと、
自分の年収が高いのか安いのか判断できません。

とくに工場勤務は社外との接点が少ないので、
相場を知る機会がほとんどありません。

そこで役立つのが転職エージェントの無料相談

ただし、総合型のエージェントだと製造業の話が通じないことが多いんですよね


製造業・メーカー特化のエージェントです。

業界出身のコンサルタントが担当するので、
「生産技術30代なら相場はこれくらい」
といった具体的な話が最初からできます。

相場を知りたいだけなら、これが一番早いです。

無料面談を受ける価値がある人👇

  • 製造業で自分の市場価値を測ったことがない
  • 昇格しても年収があまり増えず不安
  • 総合型エージェントで話が噛み合わなかった

いま面談を受けなくていい人👇

  • 昇格試験の準備で手一杯
  • 製造業以外にいきたい
  • いまの会社・年収に満足している

登録も面談も無料です。

まとめ|昇格試験は情報戦です

この記事のまとめ👇

  • 昇格試験は社内の階級が上がる試験
  • 案内から本番まで約1か月
  • 準備は自己評価シート・論文・面接対策の3つ
  • 面接練習は最低3回
  • 先輩の過去資料は「型」を参考にする
  • 終わったらお礼と備忘録

初めて受ける人は不安だと思います。
ですが、昇格試験は情報戦です。

試験の仕組み、内容、過去の傾向。
情報を持っている人ほど有利になります。

高専卒でも昇格試験さえ突破していけば、
大卒と同じコースに乗れます。
私がその証明です。

忙しくて大変だと思いますが、
後悔のないように準備してください。

昇格試験について聞きたいことがあれば、
コメントやお問い合わせから気軽にどうぞ。
私の分かる範囲でお答えします。

おまけ|社内の昇格だけが年収アップの手段ではない

社内の昇格には必ず天井があります。

  • 階級の上限
  • ポストの数
  • 年功の壁

どれだけ頑張っても、
年収は社内ルールの範囲内でしか決まりません。

だから私は、昇格を目指しつつ、
社外の相場も定期的に確認するようにしています。

転職するためではなく、
「いつでも動ける」という余裕を持つためです。
それだけで昇格試験に落ちても焦らなくなります。

工場で働いていると社外との接点が少なく、
自分の市場価値を知る機会がほぼありません。

その点、
製造業・メーカー特化のエージェント。

コンサルタントが業界出身なので、
生産技術・設備保全・品質保証などの話が最初から通じます。

登録も面談も無料。
昇格試験が終わって少し落ち着いたら、
情報収集のつもりで話を聞いてみるのもアリですよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次