昇格試験の面接って何が聞かれるんだろう…?
初めて昇格試験で面接を受ける人は、何を質問されるのか想像もつきませんよね。
しかも面接なんて就活のとき以来。
不安だらけだと思います。
私はこれまでに5回の昇格面接試験を受けて、すべてに合格してきました。
そんな私でも最初の面接試験は、準備不足のまま試験に臨んでしまいました。
結果はボロボロ。
面接本番では頭が真っ白でパニックになったのを今でも覚えています。
正直、若手の昇格試験なんて出来レースみたいなものなので合格はもらえたものの、かなり反省しましたね…
一方で5回も試験を受けていると、どんな質問をされるか、どんな準備をしておくべきか、ある程度わかってきました。
そこで今回は過去5回の昇格面接で実際に聞かれた質問を30個厳選して紹介します。
昇格試験の面接で実際に聞かれた質問30選
私は面接試験が終わったら必ず記録に残すようにしています。(先輩の教えです)
- 面接官は何人いたか
- 何を聞かれたか
- どんな問答になったか
- 面接を受けた手ごたえ(良かった点と反省点)
- 次回の課題
昇格試験は人生で一度きりではありません。
記録に残しておくと次回の面接にも役立つし、後輩にも神資料として渡せます。
これまでの面接試験の記録を見てみると、面接官からの質問は次のような項目に分類できます。
- 業務に関係する数字
- これまでの実績や失敗談
- 仕事で工夫していること
- 社内の人間関係
- 将来の自分や自己研鑽について
それぞれどんな質問がされたのか紹介していきますね。
業務に関係する数字
面接試験の序盤は必ずと言っていいほど、数字系は聞かれます。
- 今年度の工場の修繕費はいくらですか?
- 今年度の工場の設備投資額はいくらくらいありますか?
- 工場のトラブルは年間どれくらいありますか?
- 工場のトラブルは月にどれくらいありますか?
- このプロジェクトにかかった費用はどれくらいですか?
- このプロジェクトの設備投資額の内訳はどんな感じですか?
- プロジェクトの完成時期はいつ頃ですか?
- このプロジェクトでどれくらいのコストダウンができますか?
業務目標や部署の目標、プロジェクトの予算や納期など、数字を意識して仕事に取り組んでいるかどうかですね。
面接序盤に聞かれるので、きちんと把握していないと焦ります。
逆に言えばこの手の質問に即答できれば緊張がほぐれます。
また細かいところまで聞いてくる意地悪な面接官もいます。
私も前回の面接試験では、プロジェクト予算の内訳まで聞かれました(笑)
「さすがにそこまでは覚えていません」と答えましたが。
わからないときは「わかりません、把握できていません」と素直に答えることも大切。
あいまいな答えや嘘はやめましょう。
これまでの実績や失敗談
実績や失敗談の話は鉄板質問ですが、昇格試験の面接では重要です。
- 今までやってきた仕事で一番利益に繋がったことは何ですか?
- 今までの仕事で自慢できることはありますか?
- どのようなときに達成感を感じますか?
- 今までの仕事で一番苦労したことは何ですか?
- 今までの仕事で失敗した経験を教えてください。
- その失敗から何を学びましたか?
正直すごい実績や大失敗みたいなものはなくても大丈夫。
人にうまく伝えられるかどうかみたいなところを試されます。
- どんな課題や問題点があったのか
- それに対して何を取り組んだのか
- どんな結果になったのか
- 失敗したことで何を反省したのか、成功したことで次は何を活かそうと思ったのか
まあこんな感じでストーリー重視で話しをすると、わかりやすく伝えられると思います。
この辺の答え方は参考書やYoutubeにたくさん先生がいるので、そっちで勉強してください(笑)
しいて言うなら失敗談で他人のせいにしたり愚痴や悪口を言ったりしないということでしょうか。
他責志向でいいことはないのでやめましょうね
仕事で工夫していること
前述した「これまでの実績や失敗談」の話をすると、その延長で聞かれることが多いですね。
- 困難な課題を乗り越える為に、工夫していることはありますか?
- 普段の業務で意識していることはありますか?
- 業務を効率化する為に取り組んでいることはありますか?
- プロジェクトを計画的に進める為に意識していることはありますか?
あまり深く考えず普段仕事で意識していることを話せばいいと思います。
- 相手の話をさえぎらずに聞くようにしている
- 少しでも業務スピードを上げるようにショートカットキーを使うようにしている
- メールが届いたら即返信(クイックレスポンス)を心がけている
- 話すときは相手の目を見て、自分の言葉を理解できているか確認している
- 情報が入ったら必ず関係者に共有するようにしている
- 文章で伝わりづらいことは図解を作成して伝えるようにしている
- ‥など
この質問もあまり深く考えなくてもいいし、スケールの大きな話をしなくてもいいです。
「上司から言われたことだけやっているのではない」「少しでも業務改善を試みている」と思わせられたらOKです。
正直、管理職の面接官たちもたいした工夫なんてできていませんから(笑)
社内の人間関係について
社内の雰囲気や人間関係を聞かれるのは若手のうちだけで、年齢を重ねると聞かれなくなっていますね。
ただ部下がつくと部下とのコミュニケーションは必ず聞かれます。
- あなたの部署の雰囲気はどうですか?
- あなたの部署は年配の方が多いですが、コミュニケーションはうまく取れていますか?
- 部下とはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
- 派遣社員の方とはどのように接していますか?
これも取り繕った回答をするのではなく、普段から行っていることを素直に話せばいいと思います。
- 週1回は1on1ミーティングをして業務の進捗確認だけでなく、プライベートの話をしている
- 私の仕事のメールにもCCに部下をいれて、仕事の進め方を学んでもらっている
- 部下から相談があると必ず手を止めて体を向けて話すようにしている
- 毎日あいさつはもちろん、笑顔で振るまって話しかけやすい環境づくりに気を付けている
- ‥など
こんな感じでしょうかね。ググればすぐに出てくることですが。
部下が新しくできた人、すでにいる人含めて部下とのコミュニケーションは必ず聞かれるので、何か一つは話せるようにしておきましょう。
もちろん嘘ではなく実話として!
将来の自分や自己研鑽について
昇格試験なので昇格後の話やどんな自己研鑽をしているか、将来像などは必ず人事の面接官から聞かれます。
昇格後も「働き方も考えも今と変えない」は通用しませんからね
- もし昇格した場合、今後どのように変わっていきますか?
- 5年後は、どのような人材になりたいですか?
- 現在、スキルアップのために取り組んでいることはありますか?
- 資格の勉強はしていますか?
昇格するということは、業務の範囲や権限、責任が増えるということ。
それに伴って対価(給料)をもらうわけなので、当然これまでと意識を変えなければなりません。
- より高度な技術を学び業務に活かしていきたい。
- 与えられた業務だけでなく主体的に業務を見つけて行動していく
- 周囲をよくみてチームのために何かできないか常に考える
- 将来は専門性を高めて周りを巻き込んで業務を進められる人材になりたい
- 他部署、社外にも目を向けて専門外の知識もインプットしていく
- 社内で推奨している●●の資格取得に向けて勉強している
- ‥など
キャリアアップや会社の利益のために何をすべきか、を考えるといろいろ出てくると思います。
会社側もこれからも成長していく人材を昇格させていきたいですからね。
回答に困った質問
過去の面接では回答に困って言葉が詰まる質問もいくつかありました。
- 今現在不足していると感じることは何ですか?また今後それをどのように改善していきたいですか?
- 今まで行ってきた業務で会社にとって有益になるような業務はありましたか?
- 責任感が強くなったとありましたが、具体的にどんなことをしてそう感じるようになりましたか?
- 今回昇格試験を受けていただいていますが、今後はどう考えていますか?
今となっては「準備していれば答えられたな」と思う質問ばかりです…
いかに質問対策が重要かということですね。
質問対策は考えればきりがありません。
ですが、これまでの業務を棚卸して引き出しをたくさん持っておくと、ひねった質問にも対応できるようになります。
まとめ|面接成功のカギは引き出しをたくさん持っておくこと!
過去の面接試験で実際に聞かれた質問を30個厳選して紹介しました。
- 今年度の工場の修繕費はいくらですか?
- 今年度の工場の設備投資額はいくらくらいありますか?
- 工場のトラブルは年間どれくらいありますか?
- 工場のトラブルは月にどれくらいありますか?
- このプロジェクトにかかった費用はどれくらいですか?
- このプロジェクトの設備投資額の内訳はどんな感じですか?
- プロジェクトの完成時期はいつ頃ですか?
- このプロジェクトでどれくらいのコストダウンができますか?
- 今までやってきた仕事で一番利益に繋がったことは何ですか?
- 今までの仕事で自慢できることはありますか?
- どのようなときに達成感を感じますか?
- 今までの仕事で一番苦労したことは何ですか?
- 今までの仕事で失敗した経験を教えてください。
- その失敗から何を学びましたか?
- 困難な課題を乗り越える為に、工夫していることはありますか?
- 普段の業務で意識していることはありますか?
- 業務を効率化する為に取り組んでいることはありますか?
- プロジェクトを計画的に進める為に意識していることはありますか?
- あなたの部署の雰囲気はどうですか?
- あなたの部署は年配の方が多いですが、コミュニケーションはうまく取れていますか?
- 部下とはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
- 派遣社員の方とはどのように接していますか?
- もし昇格した場合、今後どのように変わっていきますか?
- 5年後は、どのような人材になりたいですか?
- 現在、スキルアップのために取り組んでいることはありますか?
- 資格の勉強はしていますか?
- 今現在不足していると感じることは何ですか?また今後それをどのように改善していきたいですか?
- 今まで行ってきた業務で会社にとって有益になるような業務はありましたか?
- 責任感が強くなったとありましたが、具体的にどんなことをしてそう感じるようになりましたか?
- 今回昇格試験を受けていただいていますが、今後はどう考えていますか?
紹介した質問集は文章を整えていますが、質問が下手な面接官はいます。
当然質問をひねってくる意地悪な面接官もいるでしょう。
そこでパニックにならないように。
回答を丸暗記するのではなく、たくさんの人と面接練習をしていろんな質問の仕方に慣れましょう。
要は引き出しをたくさん用意しておくということ。
質問の仕方によって回答も変えれるようになるとほぼ安心ですね。
面接は練習すればするほど上達します。
ぜひ頑張ってください。