昇格試験に受かる人と落ちる人ってどんな人?
企業に就職すると多くの方が昇格試験を経験すると思います。
昇格試験を乗り越えれば年収もキャリアも上がってウハウハ。
しかし試験というだけあって必ずしも全員が合格できるわけではありません。
私は高専を卒業して20歳で大手製造業の工場で働いています。
私の会社でも昇格制度があり、これまでに5回の昇格試験を受けてそのすべてに合格してきました。
「昇格試験は出来レースだ」と言われることもありますが、落ちる人も何人か見てきました。
昇格試験に合格できれば年収もキャリアも大きく上がります。
だから受けるからには絶対に合格したいところ。
そこで今回は昇格試験に受かる人と落ちる人の特徴をそれぞれ解説します。
これから昇格試験に挑む人は受かる人と落ちる人の特徴を知って、ぜひ合格への参考にしてみてください。
昇格試験に受かる人の特徴5選
まずは昇格試験に受かる人の特徴を5つ厳選したので紹介します。
- 誰とでも仲良し
- 周りの人を巻き込んで仕事をしている
- レスポンスがはやい
- 話がわかりやすい
- いつも笑顔で仕事を楽しんでいる
誰とでも仲良し
誰とでも仲良くできるというのは、会社員にとっては大きなプラスですよね。
当然、昇格する人というのは単に仕事ができるだけではありません。
周りの人からどれだけ信頼されているかも重要。
私の先輩の一人に、仕事はできるけど周りへの当たりが厳しい人がいました。
同年代の先輩が昇進していく中、その先輩だけが取り残されていました。
仕事ができるというのも大切かもしれませんが、周りといかに良好な関係を築けるかということも大切なんです。
周りの人を巻き込んで仕事をしている
どんな仕事も自分一人だけで進めることはできません。
大きな仕事になるほど多くの人を巻き込む力(リーダーシップ力)が必要になります。
一つ一つの仕事に対してキーマンとなる人を見つけて、適正や能力を考慮して業務をお願いする。
そんな人を巻き込むリーダーシップ力が昇格するためには必要になっていきます。
よく「これは〇〇さんに聞いた方がいいのにな…」「これだけプロジェクトメンバーがいるのに〇〇さんだけ負荷がかかってるな…」みたいな状況ありますよね。
あなたの職場の先輩や管理職の方もきっと周りをうまく巻き込んで仕事をしているはず。
レスポンスがはやい
レスポンスが早いというのは仕事ができる人の特徴でもあります。
質問したり依頼した業務がすぐに返ってきたりすると「おおっ!」ってなりますよね。
意識すれば誰でもすぐ実践できるのに実はできてない人の方がたくさん。
その原因はやはり100%の回答をしようとしているからでしょうね。
メールは「お疲れ様です。」なんて不要だし、変にかしこまらなくてもいい。
資料も50~70%の出来栄えで良いんです。体裁なんていらない。
上の立場になって仕事量が増えるほどクイックレスポンスがいかに重要かわかるようになります。
100%の返信に1日かけるよりも、70%でいいから3時間で返信した方がいいですよね。
話がわかりやすい
話がわかりやすいというのは、仕事においても昇格試験においても強みです。
とくに昇格試験の面接の場では、面接官に伝わるように話をしなければなりません。
これは一夜漬けで何とかなるようなものではありません。
普段から意識して取り組む必要があります。
- 話し相手は前提知識をどれくらい持っているか
- 自分の話を理解しながら聞いてるか
- 専門用語ではなく一般的な言葉だと何と言うか。
など、相手の目線に立って話ができるかどうかが重要です。
「最初は結論から」といった話し方の極意もありますが、まずは相手の目線に立つところからですね。
いつも笑顔で仕事を楽しんでいる
仕事ができると言われる人や評判のいい管理職を見てみてください。
いつも笑顔で仕事を楽しんでいませんか?
先輩や管理職の中にはイライラしてたり大きな声で怒ったりする人もいるかもしれませんが、その人のキャリアはそこまでだと思います。
私の会社でも課長クラスだと感情むき出しの人もちらほらいますが、さすがに部長以上になると皆無です。
笑顔で仕事している人は安心感や親しみやすさを感じますし悪い評価にはなりません。
仕事に限らずですが、いつも笑顔な人は周りも笑顔になるし上に立ってほしいと思いますよね。
昇格試験に落ちる人の特徴3選
続いて昇格試験に落ちる人の特徴3選を見ていきましょう。
- 昇格する意思や態度が見られない
- 他人の意見や提案を否定ばかりする人
- 準備不足
昇格する意思や態度が見られない
あり得ないかもしれませんが、このような人はいます。
大企業になるとある年齢がくると、仕事のできる/できないに関わらず昇格試験の案内がきます。
基本的には全員が受ける意思表示をして試験に臨むわけですが…
意思表示をしたにも関わらず、試験前までに提出物を出さなかったり面接当日に欠席したり人がいます。
合格する気がないなら断ればいいのに…
不合格の中にはこのような人もいるわけです。
年齢で昇格させる制度もどうかと思いますがね。
他人の意見や提案を否定ばかりする人
何事も否定から入る人っていますよね。
- でも、、、
- けど、、、
- たぶん〇〇だからダメ
など、意見や提案しても否定から入るような人には誰も近寄らなくなります。
それがどんなに正論でも。
建設的な議論になりませんからね。
これって意外と本人は気づかないものです。
私も入社4~5年目くらいの尖ってた時期は、よく否定から入る人だったようです。
当時の上司に言われて初めて気づきました。(言われたときはショックでしたね)
それから意識して直すようになると、今度は否定から入る人が目につくようになりました。
いかにそれがマイナス要因になっているか、はたから見るとよくわかりますね。
準備不足
昇格試験に落ちる人はやはり準備が不足しています。
筆記試験でまったく点数が取れなかったり、面接では頭が真っ白になって思うように答えられなかったり…
社内と言えども「試験を受ける」という心構えが必要です。
筆記にしても面接にしても甘い考えの人はふつうに落とされます。
試験の案内がきたら昼休憩を削ってまで面接対策したり、睡眠を削って夜遅くまで勉強したりすることもあります。
昇格試験はある程度評価された人しか選ばれないというのは事実ですが、その中でも業務とは別に頑張れる人じゃないと受かりません。
昇格試験というのはそれほど労力を使うものなんです。
まとめ|昇格試験に受かるかどうかは準備次第!
昇格試験はバカにしてもダメだし怖がりすぎてもダメ。
あくまでも試験なのできちんとした心構えが必要です。
とは言いながらも試験の評価をするのは人です。
筆記試験や面接試験の結果も重要ですが、まずは普段の態度からです。
試験の合否は普段の態度で8割決まっていると言っても過言ではないでしょう。
それほど周りからの評価が重要ということです。
試験に合格できればキャリアも年収も大幅アップ。
日々の仕事のモチベーションも上がっていいことづくめです。
大変だと思いますが、ぜひ頑張って乗り越えましょう。