工場勤務は辞める人が多い?7つの理由と辞めたい人向けオススメの退職方法

工場勤務あ辞める人が多い7つの理由
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「工場勤務は辞める人が多い」「入れ替わりが激しい」

そんなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。

私は高専を卒業し、大企業の工場で10年以上働いていますが、実際、大企業であっても辞めていく人は少なくありません。

私自身も「辞めたい…」と思ったことは何度かあります。

ではなぜ工場勤務は辞める人が多いのでしょうか?

今回はその理由を7つ挙げ、辞めたいと考えてる人に向けたオススメの退職方法についてお伝えします。

目次

工場勤務は辞める人が多い7つの理由

工場勤務には企業の規模にかかわらず辞める人が多いのは事実です。

ここでは代表的な7つの理由を紹介します。

工場勤務は辞める人が多い7つの理由
  • 残業や休日出勤が多い(とくに技術系)
  • 夜勤がある
  • 転勤がある(大企業の高専卒以上)
  • 3K職場(きつい・汚い・危険)
  • 残業がないと生活が苦しい
  • スキルが身につかない(単純作業で飽きる)
  • 上司や部下ガチャのハズレが多い

残業や休日出勤が多い(とくに技術系)

工場勤務では残業や休日出勤があります。

とくに生産技術や保全といった技術系は残業が多いです。

生産技術や保全は設備が停止する休日に工事をすることもありますし、生産中にトラブルが起きると呼び出されることもあります。

私は保全も生産技術も両方経験していますが、入社してからGWや盆休み、年末年始はフルでまともに休んだことがありません…

慣れてしまえばなんてことありませんが、残業や休日出勤が嫌で辞める人は多いでしょうね。

夜勤がある

24時間稼働している工場では当然夜勤があり、2交代制や3交代制といったシフトになります。

私の会社では生産技術や保全といった技術系は日中勤務しかないので、夜勤のつらさは正直わかりません。

転職してきた人たちに話を聞くと、技術系でも2交代制や3交代制の工場は全然あるようです。

夜勤は手当もあって一見給料はいいように見えるようですが、基本給が低く設定されているので騙されないよう注意しないといけないと言っていました。

あとはやはり年齢を重ねるとつらい…とのこと。

生活リズムが崩れると、すぐ体調悪くなりそうなので私も夜勤はイヤですね。

転勤がある(大企業の高専卒以上)

大企業になると全国各地に工場の拠点があるので転勤の可能性があります。

独身の人ならまだ許容できると思いますが、結婚してマイホームがある人なんかは、ショックはでかいと思います。

単身赴任で家族と会えなくなるか、マイホームを貸し家もしくは手放すかで悩むことになりますからね…

私の同僚には10年以上単身赴任していたという人もいて、戻ったころには子供たちがみんな成人していたとのこと…。

私の周りでは異動(転勤)の通知がきたら「会社を辞める」宣言をしている人も少なくありません。

それほど転勤は一大イベントなんですよね…私も転勤しないことを日々祈っています…

ただしこれは大企業の高専卒以上の話なので、地元採用の高卒はあまり関係ありません。

3K職場(きつい・汚い・危険)

工場勤務は3K職場(きつい・汚い・危険)とよく言われます。

工場の製造部門の仕事には、重い荷物を運んだり単純な作業を繰り返したり、肉体的にきつい作業が多くあります。

また工場には機械設備がたくさんあるので、機械の潤滑油や粉塵、鉄粉などでそこらじゅう汚れています。

しかもくさい…

現場を見渡すと、そこらじゅう汚れた作業着で仕事している人だらけ。

加えて大型の機械設備や重機、油や薬品なども取り扱うことがあるので事故のリスクもあります。

こんな職場に嫌気がさして辞めていく人はいます。

残業がないと生活が苦しい

大企業勤務と言っても全員が何不自由なく暮らせるわけではありません。

私自身も若手の頃は給料が低くてギリギリの生活をしていました。

給料前になると貯金残高が数千円になるのを毎月のように繰り返しいましたし、リボ払いに手を出したことも…(笑)

大企業でもこんな感じなので残業なしではやっていけないという人はたくさんいると思います。

そういうのもあってちょっとでも給料がよさそうな会社があると、勢いで転職する人がいるんですよね。

長く勤めていればいずれ給料は安定すると今なら言えますが、生活が苦しい状況だとなかなかね…

スキルが身につかない(単純作業で飽きる)

工場の仕事と言えば、流れてきた品物を組み立てたり検査したり、機械設備を操作したり監視したりするだけ。

そのようなイメージを持ってる方が多いと思います。

確かに製造部門のオペレーターやライン工と呼ばれる人は、単純作業の繰り返しが多いです。

あまり難しいスキルなんて不要で黙々と作業するだけなので「何やってるんだろ…」と考えてしまうことも。

そういう作業が好きな人ならいいですが、成長を感じられないと考えてしまう人はすぐに辞めていきます。

上司や部下ガチャのハズレが多い

工場では高卒や専門学校卒が多く、なかには中卒の人もいます。

管理職の大半は大卒が占めますが、現場の職長やリーダーは高卒でも就くことができます。

適切な人がリーダーになればいいですが、日本企業の多くは年功序列なので、年齢が上というだけでリーダーに就くことが少なくありません。

そのため、コミュニケーションがうまく取れない、威圧的な態度を取る、すぐに感情的になるなど、上司として不適切な人がポジションに就くことがあります。

いわゆる上司ガチャ失敗ですね。

私の会社でもパワハラやメンタル不調の話題は頻繁にあります。

これは逆もしかりで、部下も運次第。

むしろ工場では部下ガチャ失敗の可能性のほうが高いかもしれませんね。

上司ガチャ、部下ガチャに失敗すると心身ともに削られていくので相当苦労すると思います。

工場勤務を辞めたい人向けオススメの退職方法

勢いで辞める前に

工場勤務に耐えきれず「辞めたい!」と思っても勢いで決断しないように。

とくに大企業工場勤務なら要注意。

まずは会社の就業規則や福利厚生の制度を改めてよく読んでみましょう。

先輩や管理職たちの暮らしや働き方を見るのもいいですね。

数年後には給料がいくらになるのか、住宅手当、年間休日日数、昇格制度‥など、調べて書き出してみてください。

まずは社内公募制度

就業規則や福利厚生を調べた上で、「今の部署の人間関係が嫌なんだよな」という人は「社内公募制度」から検討してみることです。

大企業では「社内公募制度」といって部署異動を希望することができます。

企業によっては部署によってホワイト、ブラック度合が全く異なるといった部署ガチャもあります。

「部署が違うだけまったく別の会社みたい」なんてことも。

「この部署の働き方や仕事内容は自分に合わない」と感じたらまずは「社内公募制度」を利用することをオススメします。

それでもダメなら転職サイトへ

同じ部署の仲間は好きだし人間関係はまったく問題ない。

  • 「でも給料が低くて生活が苦しい…」
  • 「ライバルが多すぎて出世できない…」
  • 「家賃補助や家族手当がなくてつらい…」
  • 「今よりももっと成長したい」

なんて人は別の会社を調べてみるのもいいですね。

OpenWorkや転職会議といった口コミサイトでは企業の情報が調べられます。

転職サイトや転職エージェントを利用してあなたに合った企業を見つけるのもありです。

転職となるとハードルが高くなってめんどくさいと思いますが、いまの生活を変えるにはこれしかありません。

まとめ|あなたに合った理想の工場を見つけよう

工場勤務といっても企業によって働き方はさまざまです。

しかも部署によっても全然違います。

自分に合った職場を見つけるためには、まずはしっかりと現状を把握することです。

仕事を辞めるかどうか判断するのはそれからです。

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