「生産技術の仕事ってきついの?」
就職先や転職先として気になっているのに、
ネットを見ると「きつい」「やめとけ」ばかり。
まあ、不安になりますよね…。
私は高専という学校を卒業して、
大企業の工場に10年以上勤めています。
生産技術歴は10年以上、
そのうち2年ほどは保全も経験しました。
結論から言うと、きつい時期は確実にあります。
でも、対処法はありますし、
慣れれば自分のペースで仕事を進められるようになります。
この記事では、現役の生産技術者である私が、
- 生産技術がきついと言われる5つの理由
- それでも続けている人が感じているやりがい
- きついと感じる人・平気な人の違い
- きついと感じたときの3つの対処法
を本音ベースでお伝えします。
「自分は生産技術でやっていけそうか」
の判断材料になれば幸いです。
ちなみに、ここで紹介する内容は、
あくまでも大企業の生産技術を前提としています。

生産技術は「きつい時期」がある
最初に結論をまとめておきます。
この記事の結論👇
- 大型工事や設備立ち上げ時期はきつい
- 工事が落ち着けば自分でペースで働ける
- 一人で抱え込む人ほどきつくなりやすい
- どうしても合わないなら異動や転職という選択肢がある
生産技術の忙しさは、
案件の規模や工事内容で大きく変わります。
億越えの設備投資を任されたり、
年末・GW・お盆に大型工事が入る時期は、正直しんどいです。
一方で、定時で帰れる時期も普通にあります。
つまり、生産技術は「ずっと激務」ではなく、
忙しさに波がある仕事です。
ここを知らずに入ると、忙しい時期にメンタルを削られます。
【生産技術の仕事はきつい】言われる5つの理由
「生産技術の仕事がきつい」
と言われる理由は次の5つです。
- 仕事が多岐にわたる
- 多くの部署から板挟みにあう
- 休日出勤や呼び出しが当たり前
- 仕事のプレッシャーが大きい
- デスクワークと現場仕事がある
仕事が多岐にわたる
生産技術の仕事は本当に幅広いです。
- 雨漏り修理や雨樋清掃の工事管理
- 備品・予備品の購入
- 設備投資の稟議書作成
- 工事の注文書作成
- 予算や工程管理
- 設備立ち上げの工事管理
大小さまざまな案件が同時進行で走っています。
優先順位をつけないと、すぐにパンクするほど。
マルチタスクが前提の仕事なので、
「1つの仕事をじっくりやりたい」
タイプにはきつく感じるかもしれません。

逆に、複数案件を並行で回すのが好きな人には、飽きない環境だと思います
多くの部署から板挟みにあう
仕事内容が多岐にわたるので、
関わる部署も非常に多いです。
施工業者、製造、品質管理、研究所、環境安全、総務、本社営業、経営層など…。
ほぼすべての部署と関わります。
その結果、
- 製造や営業からは夢のようなオーダー
- 経営層からは納期短縮と予算削減
- 施工業者からは値上げの申し入れ
と、各部署の都合が一気に押し寄せて板挟みになりやすい。



無理な要求をされたときに「できません」と言えるタイプでないと、精神的にきついでしょうね…
休日出勤や呼び出しが当たり前
工事は生産ラインが止まっている日に行うため、
多くの工場では休日出勤がほぼ確定します。
また大型工事になると、年末・GW・お盆がまるごと工事期間になることも…。
世間が休んでいる中、
ひとり工場で作業することになります。
さらに工事後はトラブルが発生しやすく、
夜間でも呼び出されることがあります。



休日出勤は慣れると何ともありませんが、夜間の呼び出しばかりは慣れませんね(笑)
仕事のプレッシャーが大きい
生産技術は、
生産ラインを修理・改造する仕事です。
少し判断を誤るだけで、
ライン停止 → 大損害につながることもあります。



毎度、生産ラインを触るときはドキドキが止まりませんね(笑)
また、経験を積むと億単位の設備投資を任されることもあります。
予算・納期・品質をすべて満たす必要があり、
管理する規模も大きくなります。
責任の重さは確かに大きいです。
デスクワークと現場仕事(肉体労働)がある
生産技術はデスクワークのイメージが強いですが、
実際は現場仕事も多いのが特徴です。
- 狭い設備の中に潜り込む
- 工具で部品を分解する
- 汚れ・油まみれで調査する
- 工場中を歩き回る
- 重いものを運ぶこともある
確かに設計業務や資料作成で机に座りっぱなしのこともあります。
ですが、現場を見て調査しなければならないことが多くあります。
部品をばらしたり、狭いとこに潜り込んだり、
調査だけでもかなり汚れて汗もかきます。



体力に自信がない人はきついでしょうね


きついと感じたときの3つの対処法
生産技術の仕事がきついと感じる人は、
仕事との相性が合っていない可能性があります。
ここでは、
現場で実際に使える3つの対処法を紹介します。
- 部署異動の相談をしてみる
- 人を巻き込んで仕事をする
- 転職を検討してみる
部署異動の相談をしてみる
まずは上司に相談し、
部署異動をお願いをしてみましょう。
製造、保全、購買、事務、研究など、
工場には多くの部署があります。
さらに大企業なら、
本社への異動や公募人事のチャンスもあります。



私の会社でも公募人事で異動する人が増えてきました
自分に合った部署は必ずあります。
大企業ほど異動のチャンスも多いので、
言ってみる価値は十分あります。
人を巻き込んで仕事をする
生産技術は一人で抱え込むと確実に潰れます。
- 外注設計を使う
- 初期構想から外部に依頼する
- 社内の得意な人に相談する
- 資料作成を他部署に依頼する
「自分で全部やる」は絶対にNG。
人を巻き込む力が身につくと、
一気に楽になります。


転職を検討してみる
忙しすぎる、人数が少なすぎる、
人間関係が壊滅している…。
そんな場合は転職も選択肢です。
生産技術→生産技術の転職は需要が高く、かなり有利です。
優良企業の求人は多く、ホワイト環境も十分狙えます。
「生産技術そのものが嫌」でなければ、
キャリア転職は現実的です。


まとめ|生産技術は慣れると天国のような部署
生産技術は確かにきつい時期があります。
しかし、仕事の進め方を覚え、人間関係を築き、
周囲を巻き込めるようになると、
自分のペースで働ける天国のような部署になります。
私は保全で何度も夜間呼び出しを経験したので、
生産技術はむしろ快適に感じるほどです。
これから生産技術を目指す人は、
「きつい」という言葉だけに惑わされず、
ぜひ実態を知ったうえで進路を選んでほしいと思います。







