「昇格試験の面接対策の本を探してるけど、ぜんぜん見つからない…」
書店に行っても、就活の面接本ばかり。
そう感じた人は多いと思います。
正直なところ、
民間企業向けの昇格面接の本は、ほとんど存在しません。
市販されているのは公務員の昇任試験向けがほとんどです。
ですが、これは悲観する話ではありません。
面接で問われる中身は、公務員も民間もほぼ同じだからです。
私は大企業の工場で働いています。
昇格試験は5回以上受け、すべて合格してきました。
とはいえ、小心者なので毎回ビクビクしています。
本を読んで直前までインプットしないと、怖くて臨めません(笑)

何度受けても慣れないものですね…
この記事では、実際に私が読んだ中から
面接対策に使える5冊を紹介します。
それぞれ向いている人と向いていない人も正直に書きました。
合う・合わないは必ずあるので、選ぶ参考にしてください。
初めてならこちらがオススメ👇
昇格試験の面接対策本が「公務員向け」ばかりな理由
書店で探し回った人も多いはず。
民間企業の昇格試験を扱った本は、本当に少ない。
理由はシンプルです。
公務員の昇任試験は制度が全国でほぼ共通です。
係長試験、管理職試験と枠組みが決まっています。
だから本にしやすいんですね。
一方、民間企業の昇格試験は会社ごとにバラバラ。
論文がある会社、面接だけの会社、そもそも試験がない会社。
共通の教科書が作れないんです。
ですが、面接で聞かれることは似ています👇
- これまでの実績と、そこから学んだこと
- 部下や周囲との関わり方
- 昇格後に何を変えるのか
- 今の職場の課題をどう見ているか
これは公務員も民間も変わりません。
「公務員向けだから読まない」というのは、
正直もったいないです。
もちろん用語や事例が公務員のものなので、
自分の職場に読み替える作業は必要ですが。



「政策課題」を「工場の課題」に置き換えて読む、という感じですね
昇格試験の面接対策におすすめの本5選【比較表】
まずは5冊を一覧で比べてみてください。
| 書名 | 対象 | こんな人に |
|---|---|---|
| 誰でも身につく昇任試験面接の合格術 | 公務員 | 何から手をつけるか決まっていない人 |
| 昇任試験 受かる人と落ちる人の面接回答例 | 公務員 | 問答例をたくさん見たい人 |
| 一発で受かる!昇任試験 面接合格完全攻略 | 公務員 | 当日の動き方まで知りたい人 |
| 管理職昇進試験 面接対策 | 民間 | 面接まで時間がない人 |
| 評価される人になる技術 | 民間 | 評価する側の視点を知りたい人 |
※ボリュームは私の体感。
迷ったときの選び方はこうです👇
- 1冊目に選ぶなら → ①
- 回答が思いつかないなら → ②
- 面接まで1週間もないなら → ④



全部読む必要はありません。
自分の状況に合う1〜2冊で十分です。
誰でも身につく昇任試験面接の合格術〈第1次改訂版〉
学陽書房から出ている一冊です。
地方公務員昇任試験問題研究会の編著になります。
対象は公務員の昇任試験(係長・課長試験)。
民間企業向けではありません。
ですが、面接対策の基本的な考え方は同じです。
とにかく網羅的にまとまっています。
面接初心者が最初に読む1冊としては、
これが一番わかりやすいと思います。
この本の目次構成👇
- 基本的な質問への「悪い回答」「良い回答」
- 係長試験の面接問答例30
- 管理職試験の面接問答例20
- 面接官が見る10のポイント
- 合格面接の鉄則10か条
| 向いている人 | 初めての昇格面接で、何から手をつけるか決まっていない人 |
|---|---|
| 向いていない人 | すでに面接経験があり、回答例だけを大量に見たい人 |
昇任試験 受かる人と落ちる人の面接回答例〈第1次改訂版〉
同じく学陽書房、地方公務員昇任試験問題研究会の編著です。
面接対策のロングセラーに、
最新のトピックを追加した改訂版です。
こちらも公務員向けの内容です。
ですが問答例の数がとにかく多い。
「自分の回答が思いつかない」
そんな人は、これを読めば引き出しが一気に増えます。
とくに読んでほしいのが第6章。
「昇任面接の基本マナー」は民間でもそのまま使えます。
この本の目次構成👇
- 第1章 受験者本人に関する頻出問答例10
- 第2章 「係長試験面接」の頻出問答例25
- 第3章 「管理職試験面接」の頻出問答例20
- 第4章 タイプ別質問の傾向と対策
- 第5章 経験熱意が伝わる回答のコツ
- 第6章 昇任面接の基本マナー
| 向いている人 | 回答が思いつかず、たくさんの問答例を見たい人 |
|---|---|
| 向いていない人 | 面接まで日がなく、要点だけ短時間で押さえたい人 |
一発で受かる! 昇任試験 面接合格完全攻略
工藤勝己さんの著書です。
またもや公務員の昇任試験向けですね(笑)
この本の面白いところは回答例の分け方。
「バッチリ回答」「無難な回答」「ガッカリ回答」
の3段階で解説しています。
自分の回答がどのレベルなのか、判断しやすいんですよね。
回答例だけでなく、ノウハウ部分も充実しています。



第5章の「必ず合格をつかむ面接当日の行動パターン」は、ぜひ読んでおきたいですね
この本の目次構成👇
- 第1章 面接突破のゴールデンルール
- 第2章 「職場課題」の質問に関する回答ノウハウ
- 第3章 「政策課題」の質問に関する回答ノウハウ
- 第4章 事例式問題の完全攻略ノウハウ
- 第5章 必ず合格をつかむ面接当日の行動パターン
| 向いている人 | 回答の良し悪しを見比べたい人、当日の動き方まで知りたい人 |
|---|---|
| 向いていない人 | 公務員特有の内容を読み飛ばすのが面倒な人(第3章「政策課題」は民間だとほぼ使いません) |
管理職昇進試験 面接対策 ~ 合格へ導く 7つのポイント ~
中島秀哉さんの著書です。
やっと民間企業向けの1冊ですね。
全24ページと、とても薄い本です。
ですが内容はぎっしり詰まっています。
管理職試験向けの内容です。
ただ、上に立つ者としての考え方は等級を問わず共通だと思います。



1時間もあれば読めます。
面接まで時間がなくてポイントだけ押さえたい人にはこれですね
| 向いている人 | 面接まで時間がなく、要点だけ短時間で押さえたい人 |
|---|---|
| 向いていない人 | 問答例を数多く読みたい人、じっくり深く学びたい人 |
評価される人になる技術
岡田洋介さんの著書です。
これは面接対策本ではありません。
「どんな人が評価されるのか」が書かれた本です。
ですが、私はこれが一番効きました。
評価基準がわかれば、
会社が求める人物像も見えてきます。
つまり面接官が求めている回答も、おのずと見えてくるんです。



評価する側の立場になって読むと、考え方がガラリと変わりますよ
この本の目次構成👇
- 第1章 なぜ今、「評価される人になる技術」が必要なのか
- 第2章 評価される人は「上司こそが最重要顧客」と捉える
- 第3章 評価する上司のホンネと接し方
- 第4章 評価される人だけが知っている「本当のアピール法」
- 第5章 自分のキャリアを豊かにする「じぶん評価基準」
- 第6章 評価される人になるための「とっておきの習慣」
| 向いている人 | 評価する側の視点を知りたい人、日頃の働き方から変えたい人 |
|---|---|
| 向いていない人 | 面接直前で、問答例だけを求めている人 |
本だけでは足りない3つのこと
正直、本を読んだだけでは合格できません。
私も5回受けてきて、そこは痛感しています。
- 自分の会社の数字
-
部署の予算、担当案件の費用、トラブル件数。これは本には載っていません。面接の序盤で必ず聞かれるので、自分で調べておきましょう。
- 自分のエピソード
-
本の回答例は、あくまで他人の話です。そのまま使っても深掘りされた瞬間に崩れます。直近3年の業務を棚卸しして、自分の話に置き換えましょう。
- 声に出す練習
-
読んで理解することと、話せることは別です。本番でパニックになる人は、ほぼ練習不足。最低3回は人に聞いてもらいましょう。
本はあくまで「型」を知るための道具です。
中身を埋めるのは自分の経験しかありません。
実際に聞かれる質問は、こちらにまとめています👇
昇格試験の面接対策本に関するよくある質問
- 何冊読めばいいですか?
-
1〜2冊で十分です。何冊読んでも、書いてあることは似ています。読む時間を練習に回したほうが効果は高いですよ。
- 公務員向けの本でも本当に役に立ちますか?
-
役に立ちます。面接で問われるのは「実績」「人との関わり方」「昇格後の姿勢」。ここは公務員も民間も同じです。ただし用語や事例は読み替えが必要です。
- いつから読み始めればいいですか?
-
面接の1ヶ月前が目安です。読んで終わりではなく、そこから原稿を作り、練習する時間が必要になります。逆算すると1ヶ月はあっという間です。
- 論文対策の本も必要ですか?
-
論文がある会社なら別途あったほうがいいです。ただ面接官は提出した論文を読んだうえで質問してきます。論文と面接はつながっているので、まず面接対策から入るのがおすすめです。
- 中古や電子書籍でもいいですか?
-
問題ありません。ただし改訂版が出ているものは新しい版を選びましょう。ここで紹介した2冊は「第1次改訂版」です。
まとめ|1冊選んで、あとは自分の話に置き換える
昇格試験の面接対策に使える5冊を紹介しました。
迷ったらこの基準で選んでください👇
- 初めてで何もわからない
→ ①誰でも身につく昇任試験面接の合格術 - 回答が思いつかない
→ ②受かる人と落ちる人の面接回答例 - 時間がない
→ ④管理職昇進試験 面接対策
公務員向けの本が大半でした。
ですが民間で働く人にも、十分に価値があります。
本から得られるのは、問答例だけではありません。
昇格後の働き方。
求められる考え方。
持つべき意識。
なぜ昇格したいのか。
昇格後はどうなりたいのか。
どう振る舞わなければならないのか。
会社員としてのキャリアを見つめ直す機会になります。
ぜひ1冊、手に取ってみてください。
初めてならこちらがオススメ👇











